第話 もう誰にも下は向かせない 最後のチャンスでつくしのシュートは外れ、聖蹟は桜木高校に敗れた。翌日、インハイを最後に引退すると決めていた笠原は、水樹に見送られ静かに発っていった。その頃、風間はフットサル場でいつものメンバーとゲームをしていたが、妙に落ち着かず、初めて悔しさを感じていた。一方、つくしは一心不乱に住宅地を走り続けていた。